エースシステム株式会社 代表取締役
佐古 圭弘
1999年従来の釜でお米を炊くという常識を覆し、蒸気でお米を炊くという技術を開発しました。しかし業界の中ではお米を釜で炊くというのが常識だった為、当時はなかなか当社の新しい技術を受け入れてくれる企業はありませんでした。
そこで我々の技術を証明するために大学との共同研究にも取り組み、釜炊きより粘りや細胞組織が良く保たれているほか、硬くなりにくく添加物レスな炊飯米を供給できることを科学的な分析で実証することによって、技術の有用性が認められました。2001年には特許を取得し、そこから徐々に食品業界における我々の技術が認められていきました。
今では、我々の技術がお米の一つの炊飯方法として認知され、大手食品メーカー、冷凍食品メーカーや大手コンビニエンスストア、お弁当メーカーなどに納入され、その地位を確立しました。
今までの常識を打ち破って、新たな常識を創ることは決して簡単なことではありません。しかし、この新しいことに常にチャレンジすることが当社 の最大の強みであり理念だと考えています。現在では、国内だけでなく世界に向けて納入先を増やしています。
次に、お米だけでなく野菜や肉、魚等も調理できる装置を開発しました。使用用途を増やすことで我々の装置を使って頂けるお客様が増えました。さらに、その装置を使って、どのように調理すれば栄養価を残したまま美味しく食べてもらえるかというメニュー開発やレシピ開発も行っています。
当初は装置メーカーとしての事業を展開していましたが、現在は装置だけでなく食品を加工販売する食品メーカーへと事業の範囲を拡大しています。具体的には弊社の装置で調理加工したものを 個食キットやデリバリー商品、お弁当などの商品に加工して販売する取り組みを進めています。また栄養価や調理方法がデリケートな病院食や介護食、アスリート向け商品など様々な顧客層に対して、様々な商品開発を行っています。
今後は今までとは違う方向性へとさらに進化の歩みを進めています。 農業生産の新たな常識を創ろうと、直接農業の生産者にアプローチする新プロジェクトをスタートさせます。メインテーマはスマート農業を実現するサポートを行い、農業の六次産業化を推進することです。 最先端の技術を生産者に寄り添いながら提案し、農業の自動化(スマート農業)を推進するプロジェクトです。様々な最先端の技術をどのように組み合わせれば全体として上手く活用できるのか、一括して全体を考えるプロデュース事業を展開します。
このように我々エースシステムは常に新しいことにチャレンジし続けてきました。そしてこれからも新たな常識を創り続けていきます。
これからさらに成長するためには、核となる人財が必要です。是非、これからのエースシステムを一緒に創っていきましょう。様々な事にチャレンジしようという情熱を持っている方をお待ちしています。
エースシステム株式会社 代表取締役
佐古 圭弘